『新しく結び合おうと言い出した若者達が、芸術の喜びをより高く求め、それを通して人
格相互の高めあいの場を生み出そう・・・』
　アルベルネ・ユーゲント・コールが、昭和３５年に初めて演奏会を迎えるにあたって、
池田明良先生が寄せられたメッセージの一部です。
　あれから４５年の歳月が流れました。しかし、池田先生の常に妥協を許さない高い芸術
性は今でも連綿と生きています。その池田先生の魅力に惹かれて私達は集い、アルベルネ
は今日まで活動を続けることができたといっても過言ではありません。今でも冒頭の池田
先生の言葉が、団員一人ひとりの中に存在している気がしています。
　その池田先生が、今回４４回目の演奏会をもってアルベルネでの指揮を退かれることに
なりました。長きにわたりご指導をいただいたことに、アルベルネの団員を代表して、
深く御礼を申し上げます。先生のご多幸と、更なるご活躍を祈念申し上げます。